【特集】生命環境学部学生12名が外食系企業・グリーンハウス社へ、急成長する訪日観光客マーケットに向けた新規事業案をプレゼン!

2018年11月6日 トピックス

 本学生命環境学部の学生12名が、外食産業の店舗等を経営する「株式会社グリーンハウス」とコラボし、同社の抱える課題を、本学学生がフィールドワークなど調査・研究を通して提案内容を考え、同社役員等にプレゼンするプロジェクトにこのほど挑戦しました。
 これは、日経BP社発行「女子高生のための大学進学バイブル2019」(本年12月発行予定)掲載企画の一環として行われたもので、同学部地域社会システム学科観光政策科学特別コースの田中 敦 教授のゼミ生や観光系講義の受講学生など12名が参画しました。本学も第3次中期計画や平成30年度計画において、問題解決型学習(Project Based Learning)の推進を掲げており、実践的な教育の一環としてこれを実施する機会となりました。
 同社は、オフィス・工場・学校向け関連のコントラクトフードサービスや「とんかつ新宿さぼてん」など各種レストラン店舗を全国・世界で展開しているグループ企業です。
 今回、同社から提案された課題は「外国人観光客の満足度を高めリピーターを増やす施策」。インバウンド向けの満足度を上げ、再び同社のサービスを受けたいと思わせるリピーターを増やすべく、同社だからできる様々な施策や展開を、学生が企画・プレゼンします。
 ※株式会社グリーンハウスHP

■オリエンテーション
 平成30年9月27日(木)、同社本社(東京都渋谷区)において、オリエンテーションが行われました。学生たちは緊張した面持ちで臨み、同社からの事業概要や今回の課題等に関する説明を受け、これからのプレゼンに必要な情報収集のため、積極的な質疑応答を行いました。また、日経BP社「日経ウーマン」元編集長である麓 幸子 日経BP総研フェローより、人に伝わるプレゼンの方法や極意をご講演いただきました。

 オリエンテーション後、学生たちは田中教授のファシリテーションによる180分×5回のワークショップを行い、訪日外国人観光に関するマーケティングやインバウンドで評価の高いレストランや料理に関する調査、新事業開発の手法やデータを用いた資料作成、共感を得るプレゼンテーションの方法など様々なことを学びながら、各グループでプレゼンする事業コンセプトのイメージ作りに取り掛かりました。さらにワークショップの時間外にも仲間同士話し合いを重ね、様々な試行錯誤を繰り返しながら、事業プランの作成や提案書のフレームとストーリーを作りました。

■中間発表
 同年10月11日(木)は、同社担当者を本学にお招きし、プレゼンの中間発表を行いました。黒澤 尋 生命環境学部長や鈴木俊二 同学部地域食物科学科長同席のもと、学生たちはこれまで考えてきた事業をプレゼンし、同社や本学教員・参加学生からの意見やアドバイスをメモを取りながら真剣に聞いていました。

 これを受け、学生たちはさらに事業プランをブラッシュアップし、最終的な提案書として仕上げ、何度もプレゼンの練習を重ねました。

■最終プレゼンテーション
 そして、いよいよプレゼン本番。同年10月22日(月)、同社本社(東京都渋谷区)において、同社執行役員や社員を前に、学生たちは個性的で斬新なインバウンド向けの施策を提案しました。同社からは「学生らしい考えもつかないアイディアだ」「社内で検討できるプランが幾つもあった」との高い評価を多くいただいたプレゼンとなりました。
 今回の企画を通して、学生たちからは「実際の企業の課題解決の一助になれて貴重な体験だった」「企画やプレゼンの難しさを学んだ」「収益事業として成立するかを真剣に考えた」などの感想が出され、社会で働く意義や様々な現実を学ぶ機会となりました。

※学生たちのプレゼン内容は、日経BP社発行「女子高生のための大学進学バイブル2019」に掲載されました。
 WEB版はこちらからご覧いただけます。(企画説明はこちら
※今回の掲載企画では、コーディネーター役として、株式会社ワオ・コーポレーション様に御協力いただきました。