学生が企画した山梨の「観光まちづくりプラン」を大手旅行代理店に提案

2018年2月22日 トピックス

 平成30年1月24日(水)、全学共通教育科目「観光学入門」(担当教員:田中 敦 生命環境学部教授)の一環として、学生が自ら企画した山梨の「観光まちづくりプラン」を大手旅行代理店にプレゼンテーションしました。

 地域活性化や周辺産業への経済波及効果など多くの効用を持つ観光全般について学ぶこの講義は、ホテルや運輸業界、ワインツーリズムなど実業の第一線で活躍されている専門家等をゲストに行ってきましたが、今回は、株式会社JTB関東甲府支店の松下宗行 法人事業チームグループリーダーをお招きし、学生が直接プランを提案する機会を設けました。

 事前に学生は、市川勝茂(公社)やまなし観光推進機構事務局長より講義を受け、学部・学年横断の8チーム編成で、八ヶ岳周辺・身延・甲府市内等の現地調査や、SWOT等の手法で地域の特性や課題の分析を行った上で、地域の観光資源を新たな視点で捉えた持続可能で具体的なプランを作成し、2週間掛けて内容の濃い提案を仕上げました。

 実際に県内各地の地域活性化事業を担当されている松下氏は、顧客価値・物語性・独自性・地域や産業等への貢献度等を基準に講評し、「皆さんの提案を山梨の活性化に役立てたい。今後も山梨県の観光産業に関心を持ち続けて下さい」と学生を激励しました。

 なお、今回学生が提案したプランは、同機構における県の観光政策立案などに活用される予定となっています。

 ※SWOT…強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4つの観点から分析を行う手法。