博士課程1年の小林 駿さんの論文が米国化学会「ACS Editors’ Choice」に選抜

2018年1月29日 トピックス

 平成30年1月17日(水)、大学院博士課程グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム1年の小林 駿さん(指導教員:内田裕之 クリーンエネルギー研究センター長)の論文がACS Editors’ Choiceに選ばれ、Web公開されました。

 これは、米国化学会(ACS)が発刊している50誌を超える査読付き論文誌の中から、編集者が優れた論文を毎日1つ選び、無償公開するもので、非常に名誉ある選抜制度です。

 論文のタイトルは「Atomically Flat Pt Skin and Striking Enrichment of Co in Underlying Alloy at Pt3Co(111) Single Crystal with Unprecedented Activity for the Oxygen Reduction Reaction」です。Pt3Co(111)合金単結晶電極の極めて大きな酸素還元活性増大の機構を解析するため、単結晶表面の原子スケールの構造と表面から内部への原子層ごとの組成を初めて明らかにしたものであり、燃料電池の高性能化に繋がることが期待されます。

 小林さんは「大変光栄に思います。留学中の執筆には苦労もありましたが、ひとえに共著者の皆様のおかげです。今後も日々の研究活動に精進していきます」と話しています。

小林さんの論文
グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラムHP