平成29年度第7回山梨高大接続に関する研究会を開催
2018年1月12日 トピックス
平成29年12月14日(木)、甲府キャンパスにおいて、今年度最後となる平成29年度第7回山梨高大接続に関する研究会を開催し、県内高等学校・大学関係者や本学教職員が参加しました。
今年度の研究会では、高校での学習活動・部活動・資格取得・研究活動などを蓄積し、活動実績として大学入試や就職などに活用できるポートフォリオの作成と評価方法に関する総合的な研究を実施しており、高校側から、現在取り組んでいるポートフォリオ作成やデジタルポートフォリオの活用、教育評価法の具体的事例を報告していただいています。
今回は研究校3校より、工業系高校で職業資格や技術・技能検定の資格取得を奨励するジュニアマイスター顕彰制度、教育課程や各教科の指導内容を見直す中でそれらの学習履歴として活用したデジタルポートフォリオ、高校独自で開発した授業や教員評価ルーブリックなど、各校での多様な取組実践例が報告されました。
また、藤 修 アドミッションセンター准教授が、高大接続改革に関する話題提供として、大学教育を取り巻く環境を述べた上で、新入試制度設計の進捗状況を説明し、新しい高大接続プログラムのあり方や構想を提起しました。
本研究会は研究活動普及のため原則公開制とし、今年度は県内24高校・4大学から延べ300名以上が参加するなど、全国でも注目を浴びる研究会となりました。
来年度も、高校側の教育実践や学習活動を、大学側がどのように入試選抜に反映させ、適切な選抜方法や多様な人材を確保し、大学の質保証につなげていくのか、双方がさらに連携して取り組みを推進していきます。