工学部機械工学科の岡澤重信教授が日本計算工学会論文賞を受賞

2015年7月27日 トピックス

 平成27年5月22日(金)、日本計算工学会定時社員総会において、工学部機械工学科の岡澤重信教授が日本計算工学会論文賞を受賞しました。
 この賞は、計算工学の発展に顕著な貢献をしたと認められる論文に授与されるものです。

受賞テーマ:  

 「自由移動境界を有するボクセル固体流体連成解析」
  岡澤重信教授(山梨大学工学部機械工学科)
  西口浩司氏 (日東電工株式会社)
  田中智行助教(広島大学)

論文概要:

大変形や接触などの強い非線形現象においても計算メッシュが破綻しずらい固定メッシュによるボクセル固体流体連成解析について述べたものです。高精度に捕捉した界面情報をメッシュ内の体積率として用いる平均化手法を提案し、その解析手法として時間積分と空間離散化さらにメッシュにおける応力評価と自由移動境界の追跡方法について説明しています。本手法の妥当性を検討するための例題計算においては、大変形を有する固体と流体さらには複数の固体からなる連成解析を取り扱いました。

 受賞した岡澤教授は「今後も本研究内容をさらに発展させて、高精度化を目指すとともに実用面への適用へとつなげていきたい。」と述べています。

 一般社団法人 日本計算工学会:http://www.jsces.org/index.html

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      受賞盾