修士課程1年の藤井樹さんが人工知能学会2016年度研究会優秀賞を受賞

2017年7月7日 トピックス

 平成29年6月26日(月)、慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎(神奈川県横浜市)で行われた一般社団法人 人工知能学会定時社員総会において、大学院修士課程工学専攻コンピューター理工学コース1年の藤井 樹 さん(指導教員 鍋島英知准教授)が2016年度人工知能学会研究会優秀賞を受賞しました。

 この賞は、同研究会において発表された過去1年間の研究から、特に優秀なものに与えられるもので、今回の受賞では独創性が評価されました。

 受賞対象となったのは下記の講演論文で、鍋島准教授および本学卒業生の伊藤靖展さんとの共同研究です。

 著  者:藤井 樹、伊藤 靖展、鍋島 英知
 題  目:同順位を含む研究室配属問題のCSPソルバーによる解法の検討
 資料ID:人工知能学会第103回人工知能基本問題研究会 SIG-FPAI-B506、pp.24-29

 研究室配属問題とは、収容人数に限りがある複数の研究室に学生を一人残らず配属するとき、学生が配属を希望する研究室と研究室の定員を勘案し、最も希望が叶うように配属を割り当てる問題を言います。本研究では、各学生が希望する研究室の順位付けにおいて同順位を認めることで、既存手法よりも更に現実的な運用が可能になり、またより良い割り当てを求めることが可能になります。

 受賞した藤井さんは、「この度はこのようなすばらしい賞を頂き光栄に思います。今回の受賞をきっかけにより一層の努力を重ねていきたいです」と話しています。

 日本人工知能学会HP