甲府市と「スパークリングワイン」開発を新たにスタートさせます。

2016年9月5日 トピックス

 甲府市と本学との共同研究による「スパークリングワイン」開発について、平成28年8月31日(水)、甲府市役所において、樋口雄一市長と研究代表者となる柳田藤寿 ワイン科学研究センター教授が共同記者会見を行いました。

 これは、甲府市総合戦略に位置付けた「地域特性を活かした『稼ぐまち甲府』の創出」の推進の一環として、ワイン醸造を専門に研究する国内唯一の研究機関を有する本学との共同研究によりスパークリングワインを開発・商品化することで、ワイン産業における市の認知度向上や誘客等を目指すのが目的です。

 会見で樋口市長は「包括的連携協定を締結している山梨大学の力をお借りして、開府500年という歴史的な節目を迎える機会に合わせた物語性を持たせる商品を開発し、新しい甲府ブランドを立ち上げたい」と地域活性化に向けた強い決意を述べました。

 柳田教授は研究実施計画・方法を説明し、「お祝い事に欠かせない華やかなお酒と近年注目されつつあるスパークリングワインを市と開発することで、より多くの方に楽しんでいただき、さらに付加価値を高めて、甲府の発展に貢献したい」と熱く語りました。

 研究では、市内で採取された酵母や栽培されたブドウを使用し、醸造・試験・評価等を経て、開府500年となる平成31年には商品化できることを目指しています。