秦 康範 工学部准教授が「防災功労者防災担当大臣表彰」を受賞

2017年9月14日 トピックス

 秦 康範 工学部准教授(地域防災・マネジメント研究センター所属)が「平成29年度防災功労者防災担当大臣表彰」を受賞し、平成29年9月12日(火)、中央合同庁舎(東京都千代田区)にて、小此木八郎 内閣府特命担当大臣(防災)より授与されました。
 この賞は、防災に関し、災害時の防災活動の実施、防災思想の普及又は防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体又は個人を対象として表彰するもので、秦准教授は個人の部(防災体制の整備)として表彰されました。
 今回、長野県知事の推薦を受けた秦准教授は、県の防災会議委員や各種事業の専門員として参画し、平成25~26年度に「第3次長野県地震被害想定」を策定した際には、専門委員として地震防災対策の構築に大きく寄与しました。更に、御嶽山噴火災害を踏まえた「火山防災のあり方検討会(平成28年度)」では、有識者トップの副座長として様々な分野の有識者や関係行政機関等の意見集約を行いました。また、同検討会の報告を踏まえた「御嶽山火山マイスター」検討会議委員として、御嶽山地域における火山防災対策の検討にも参画するなど、防災体制の整備に多大な貢献をしています。
 秦准教授は「名誉ある賞をいただき誠に光栄であり、防災を専門にする研究者として望外の喜びです。若輩者の私が受賞できたのは、防災体制整備に参画する機会をいただいた長野県を始め関係者の皆様のお蔭であり、また更に頑張って欲しいという今後の活躍への期待を込めてのことだと考えております。この度の受賞を励みとして、今後も我が国並びに地域の防災力向上に貢献できるよう邁進していきたいと思います」と述べています。
 なお、翌13日(水)には島田眞路学長へ受賞報告を行い、島田学長は「防災は喫緊の課題。今後とも研究に励み、地域から防災の重要性を発信して欲しい」と激励しました。
 ※内閣府HP「平成29 年防災功労者防災担当大臣表彰式について」(PDF)