本学申請「水素社会に向けた『やまなし燃料電池バレー』の創成」事業が、文部科学省「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」に採択!

2017年8月3日 トピックス

 本学と山梨県が連名で申請し、燃料電池ナノ材料研究センターが参画する「水素社会に向けた『やまなし燃料電池バレー』の創成」事業が、文部科学省「平成29 年度地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」事業に採択され、正式決定した平成29年7月31日(月)に記者発表を行いました。

 同プログラムは、地域大学のコア技術等を核に、地域内外の人材や技術を取り込み、グローバル展開が可能な事業化計画を策定し、地域の成長と共に国富の増大に資する事業化プロジェクトを推進することにより、日本型イノベーション・エコシステムと地方創生を実現するものです。

 本事業は、本学と地域に蓄積された燃料電池技術の強みを更に発展させ、新たな燃料電池スタック及びシステムを創出し、電源及び燃料電池自動車等への展開を図ります。また、地域内外の企業と連携し、今後到来する水素社会に向けた事業化を推進します。

 具体的には、①電源用燃料電池システム事業、②燃料電池自動車向け、ガス拡散層(GDL)一体型金属セパレータ供給事業、③新規の触媒層付き電解質膜製造装置事業、を実施します。

 会見で島田眞路学長は「大学から生み出される技術が地域経済の発展や世界市場の拡大に寄与できる。新規産業を県内に創出し地方再生のロールモデルとなりたい」と今後の取り組みに強い決意を示しました。また、佐野 宏 山梨県産業労働部長より本事業へ期待を寄せていただきました。

 平成29年度地域イノベーション・エコシステム形成プログラム支援対象地域の決定について(文部科学省HP)