修士課程1年の糟谷まりさん、博士課程2年のBikash Mallaさん、博士課程3年の江端一徳さんが「Water Environment and Technology (WET) Conference 2017」でそれぞれ優秀発表賞を受賞

2017年8月3日 トピックス

 平成29年7月22日(土)~23日(日)、北海道大学(北海道札幌市)で開催された国際会議「Water Environment and Technology Conference 2017(WET2017)」において、修士課程工学専攻流域環境科学特別教育プログラム1年の糟谷まりさん(指導教員:遠山忠准教授)、博士課程環境社会創生工学専攻国際流域総合水管理特別コース2年のBikash Mallaさん(指導教員:原本英司准教授)、同3年の江端一徳さん(指導教員:西田継教授)がそれぞれ優秀発表賞を受賞しました。

 本賞は研究奨励に値する優れた発表に対して表彰を行うもので、今年度は154件中17名が受賞し、本学国際流域環境研究センターで学ぶ学生の受賞は2年連続5回目となりました。

 3名の受賞者の研究題目・概要・コメントは以下の通りです。

  • 糟谷さん
    【題目】Characterization of Microalgae Growth-Promoting Bacteria(MGBP)isolated from wastewater
    【概要】バイオ燃料資源として有望視されている微細藻類の成長を促進する細菌を分離し、その細菌と微細藻類を組み合わせた効率的なバイオ燃料資源生産に関する基礎研究の成果をまとめました。
    【コメント】初めての英語の発表でとても緊張しましたが、このような賞をいただきとても嬉しく思います。今回の受賞を励みに、より一層、研究に邁進したいと思います。
  • Mallaさん
    【題目】Microbial source tracking of alternative drinking water sources in the Kathmandu Valley, Nepal, using Bacteroidales quantitative PCR assays
    【概要】水問題が深刻なネパール・カトマンズ盆地の地下水に対し、微生物遺伝子を検査することで水の汚染状況の可視化を試みた研究成果をまとめたものであり、国際流域環境研究センターが中心になり実施している「SATREPSプロジェクト」の研究になります。
    【コメント】優秀発表賞をいただき、大変感謝申し上げます。受賞の名に恥じぬよう、今後より一層研究に精進していく所存です。
  • 江端さん
    【題目】Identification of dissolved organic carbon sources and flow pathways during storm events by isotope tracing technique in a forested watershed
    【概要】地球炭素循環や地域の水質管理に関わりのある溶存有機炭素について、同位体トレーサー技術とコンピュータ計算を組み合わせて、森林から河川への流出量を推定する新しい方法を紹介しました。
    【コメント】このような素晴らしい賞を頂くことができて、大変光栄です。指導教員、研究室の仲間、山梨県の支援と協力に心から感謝申し上げます。