EU農業総局 ルディ・ファン=デル=スタッペン氏が講演・視察

2015年11月18日

 11月18日(水)、EU(欧州連合)政策執行機関である「欧州委員会」のルディ・ファン=デル=スタッペン 農業総局ワイン・スピリッツ担当課長補佐、メルヴィ・カーロス 駐日欧州連合代表部通商経済部 農業担当参事官、小林 恵 同部調査役(農業担当)、中曽根佐織 同部調査役(GI担当)が本学ワイン科学研究センターを訪れ、講演及び視察を行いました。

 今回の訪問は、欧州委員会でワイン政策を担当するスタッペン氏が、国立大学で唯一ワインの専門研究を行っている本学の研究の現状などを把握したいという要望により実現しました。

  最初に、スタッペン氏はワイン産業に関するEUの現状について講演し、「EU農業総局ではEUの地域ごとのワインに関する法規の取りまとめをしている。ワ イン科学の発展に伴い、様々な添加物や発酵補助剤などが開発されているため、これらの導入の審査なども含め、安全でおいしいワインを製造し、またワイン文化を守るために日夜努力している。」と述べ、集まった学生・教職員は真剣な面持ちで聴き入っていました。

 また講演後は、同センターを視察し、日本のワイン産業や本学の教育・研究について、熱心に質問されていました。