山梨大学を覗いてみよう
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水の「恵み」と水への「備え」 糸魚川ー静岡構造線は国内最大級の大断層です。その地殻変動が作った山々に囲まれた山梨では、富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父が豊かで清らかな水資源を育んでおり、多くの人々の生活、農業や産業を支えています。しかし一方で、山梨の自然は、急流河川の氾濫による水害をもたらし、私達は長い歴史の中で水への備えを工夫してきました。 山梨大学では、水の質と恵みを深く理解し、水の恵みを未来にまで長く・賢く利用する方法を考えるとともに、水害を防ぎ、その被害を軽減する仕組みを整備することにも取り組んでいます。日本は世界的に見ても、水資源が豊かでありながら、地震・洪水・土砂災害などが多発する国です。水資源を守りつつ、恵みを生かし、災害を防ぎ、被害を減らすことは日本の発展にとって不可欠です。 山梨で生まれ育った水に関する知・技・人は世界中で活躍しながら磨かれており、それが再び地域の発展に貢献する好循環を、山梨大学が支えています。

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