山梨大学を覗いてみよう
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救急・災害時医療への対応を強化  山梨大学は、山梨県全域を対象とした救急医療・高度救急救命医療の更なる展開に向けての取り組みとともに、東日本大震災以降、災害時の医療に力を入れています。新病棟屋上にはヘリポートを設置し、大型エレベーターで救急部や手術部、集中治療部などと直結しているので、救急患者を迅速に搬送することが可能となりました。また、新病棟1階のピロティーエリアには、トリアージスペースとして活用できる設備を設けるなど、災害時医療への対応を一段と強化しています。【災害支援】○東日本大震災被災地への医療救護班の派遣 ○熊本地震被災地への医療救護班の派遣【DMAT隊員の出動】○笹子トンネル崩落事故○御嶽山の噴火災害地域医療及び高度医療を担う多様な医療人材を養成 大学病院は、診療を通じて教育・研究を行う中で、患者さんの人権を尊重する医療人を養成する使命を担っています。山梨県が抱える医師不足、周産期医療への対応、高齢化社会に対応する地域連携医療など山積する課題を解決できるよう、未来の医療を担う人材の教育環境を整備していきます。○がん診療専門医○産科医・助産師○肝疾患コーディネーター未来を見据えて進化を続ける山梨大学医学部附属病院 平成27年12月に手術・救急部門を強化した新病棟(Ⅰ期棟)が開院しまた。以降、新々病棟(Ⅱ期棟)、管理部門(Ⅲ期棟)、売店、レストラン棟の建設をはじめ、外来棟、中央診療棟、特殊診療棟など既存施設の改修工事を実施し、平成37年4月に再整備事業を完成させる予定です。日々進歩する医療に対し、「地域医療の中核を担う」という使命を果たすため、山梨大学医学部附属病院は、常に不断の努力を積み重ね、これからも未来を見据え、進化を続けていきます。臨床研究の実施に向けた環境整備 研究倫理に関するコンプライアンスの徹底と、臨床研究の信頼性及び安全性の確保に向けた取り組みを、臨床研究連携推進部(研究推進室、治験・研究支援室、データセンター、教育広報室)を中心に行っています。また、研究デザインや各種手続き等、臨床研究に関するあらゆる相談に対し、早期からきめ細かに対応できるよう、「臨床研究相談窓口」を設け、円滑な臨床研究の実施を推進しています。UNIVERSITY HOSPITAL

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