山梨大学を覗いてみよう
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秋 1947年から続くワイン科学研究センターは、 ワインを専門的に研究するユニークな教育研究施設です。ワインをモデルとした教育により、原料生産から加工までを総合的に捉え、付加価値を生み出す力を育みます。ブドウ生産~ワインの発酵~おいしさの追及などの幅広い研究活動により、日本ワインの独自性を理解するだけでなく、専門的な技術者教育などを通してワイン産業・食品産業を総合的・包括的にバックアップしていくことを目指しています。 微生物は、人々の生活を豊かにする能力を持っています。例えば、放線菌は微生物の中でも抗生物質などの生理活性物質を多く生産することが知られており、2015年ノーベル賞を受賞した本学卒業生・大村智博士は、この放線菌から寄生虫を駆除する物質「エバーメクチン」を発見し、これを基に治療薬を開発するなどして、多くの生命を救いました。私たちは様々な環境中から放線菌を探索し、医薬品の探索源として製薬企業に提供を行っています。また、農業分野への応用研究も行っているので、農から医薬まで幅広い知識を得ることができます。微生物(放線菌)研究ワイン科学研究

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