タウンミーティング「障害学生支援と就労移行に関する情報交換会」を開催
令和7年9月30日(火)、大村智記念学術館において、本学と東京大学 障害と高等教育に関するプラットフォーム(以下、PHED)、京都大学 高等教育アクセシビリティプラットフォーム(以下、HEAP)が共催でタウンミーティングを開催しました。
これは、山梨県内の行政、教育関係、就労支援機関、企業等を対象に障害者雇用の課題を出し合い、地域が抱える障害者雇⽤の情報交換や交流ができる場を作ることを⽬的としています。
開式前にAT(アシスティブ・テクノロジー:支援技術)機器体験コーナーが開設され、PHED、HEAPの担当者よりAT機器の説明があり、参加者は関心を寄せていました。
タウンミーティングは2部制で構成され、第1部のシンポジウムでは、PHED、HEAPから話題提供として、各大学の取り組み事例等の報告がありました。その後、本学アクセシビリティ・コミュニケーション支援室から「支援室の概要」、キャリアセンターから「キャリアセンターから見た課題について」報告がありました。最後に(株)キトーより「障害者雇用の取り組み」について、事例を交えた報告があり、参加者はメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。
第2部のグループセッション(意見交換会)では、行政、教育、就労機関、企業等の様々なメンバーで構成された8つのグループにて、活発な意見交換会が行われました。
クロージングでは、各グループのファシリテーターから、グループ内で話し合われた課題や問題点等が発表され、参加者全員で共有しました。最後に、参加者全員で写真撮影を行い、和やかな雰囲気の中で閉会となりました。
参加者からは、「障害者雇用には連携が必要であり、今後もネットワークを強化して、皆で共生社会を実現できるよう企業として何が出来るかを考えていきたい」、「タウンミーティングというスタイルは、その地域の特性や課題にフォーカスする意味でも非常に良いものであると感じた」等の感想が寄せられました。
本学アクセシビリティ・コミュニケーション支援室では、今後も学内、大学間、地域との連携を通して、障害学生および支援ニーズのある学生への支援の充実を図っていきます。
- AT体験コーナー
- 開会挨拶:奥田教学理事
- 障害者雇用の取り組み事例((株)キトー坂本様)
- グループセッションの様子
- 集合写真