齋藤典生クリスタル科学研究センター助教・武井貴弘同センター教授らの論文が米国化学会誌に掲載され、Supplementary Cover Artにも採用されました

2025年10月15日 トピックス

 齋藤典生クリスタル科学研究センター助教・武井貴弘同センター教授らの論文が、米国化学会(American Chemical Society)が発行する学術雑誌「ACS Applied Materials & Interfaces」に掲載され、Supplementary Cover Artにも採用されました。        
 論文の題目は「Facile Synthesis of Inorganic–Organic Hybrid Lead Halide Perovskite Nanocrystals Embedded in the Layered Polysilicate Kenyaite」です。
 本研究では、ペロブスカイトナノ結晶を粘土鉱物の一種である「ケニヤアイト」のナノ層間に埋め込むシンプルな合成手法を開発しました。
 齋藤助教は、「今回開発したナノ材料の表面保護技術は、他の様々な材料系にも応用できます。この手法を基盤として、ペロブスカイト材料の実用化を加速させるとともに、新たな機能をもつ光デバイス材料や高感度センサーなどの創出を目指します」とコメントしています。