医学部附属病院にて防災トリアージ訓練を実施

2017年5月25日 トピックス

 平成29年5月20日(土)、医学部附属病院において防災トリアージ訓練を実施し、本学教職員の他、甲府南消防署、山梨県、甲府市、中央市、他医療機関、自治会、ボランティアなどにもご協力いただき総勢620名以上が参加しました。

 トリアージとは、大規模災害等で一時に多数の負傷者を受け入れる場合、限られた医療資源でできるだけ多くの人を助けるため重症度により負傷者の搬送や治療の優先順位をつけることを言い、この訓練は毎年実施されています。

 訓練ではまず、緊急地震速報を受けた想定のもと院内で非常放送を流し、直ちに設置された防災・災害対策本部が陣頭指揮を取り情報収集を行い、被災状況を把握しました。

 現場ではトリアージゾーンや各診療ゾーンが設置されるなど、傷病者を受け入れる態勢を整えました。その後傷病者が運び込まれ、4段階にトリアージされた後、各ゾーンでは迅速かつ適切な処置が施されました。

 今回の訓練では、各ゾーンの現場を撮影し対策本部内のモニターにリアルタイムで映し出すことで、情報の共有が図られました。

 また、訓練終了後の反省会では評価点や今後の課題などが話し合われました。