修士課程1年の小林真季さんが日本水環境学会で最優秀賞、生命環境学部4年の伊藤友里さんが同会学生ポスター発表賞を受賞

2017年3月24日 トピックス

 平成29年3月15日(水)から17日(金)、熊本大学で開催された第51回日本水環境学会年会において、大学院修士課程工学専攻 流域環境科学特別教育プログラム1年の小林真季さん(指導教員:遠山 忠 准教授)が「優秀発表賞最優秀賞(最優秀クリタ賞)」を、生命環境学部 環境科学科4年の伊藤友里さん(指導教員:西田 継 教授)が「学生ポスター発表賞(ライオン賞)」を受賞しました。

 優秀発表賞最優秀賞は、研究意欲の増進を目指し、修士課程の大学院生が行う優秀な研究成果発表に対して表彰を行うもので、今年は161名が応募し、小林さん1名が受賞しました。
 また、学生ポスター発表賞は、研究意欲の増進を目指し、学部生、高専生、短大生が行う優秀なポスター発表に対して表彰を行うもので、今年は119名が応募し、17名が受賞しました。
 同学会での本学国際流域環境研究センター(ICRE)関係学生の受賞は3年連続5回目となりました。

 小林さんの受賞テーマは「水生植物が持つ医薬品類の分解・除去能力の評価」です。
 これは、水生植物を利用した省・創エネルギーな医薬品類汚染水処理技術の開発を目指した基礎研究の成果をまとめたもので、綿密に計画された一連の実験をもとにして、医薬品類を分解・除去する水生植物の作用を定性・定量的に明らかにしたことが評価されました。
 受賞した小林さんは、「思いがけず大変栄誉ある賞をいただき、とても驚いています。受賞式では、これまでの頑張りと感謝の思いがあふれて、泣いてしまいました。今回の受賞を励みに、より一層、研究に邁進したいと思います」と語っています。

 伊藤さんの受賞テーマは「カトマンズ盆地における生活用水の利用形態と健康影響の関係」です。
 これは、ネパールの首都が抱える深刻な水問題の解決に貢献するために、国際流域環境研究センターがトリブワン大学をはじめとする現地機関と国内の北里大学や東京大学等と共同で実施している研究の成果の一部をまとめたものです。
 受賞した伊藤さんは、「このような素晴らしい賞を頂くことができて、大変光栄です。指導教員の西田先生をはじめ、共同で研究を行った研究室の先輩、ICRE、現地の多くの方々の協力に感謝します」と語っています。