やまなし観光推進機構理事長へ山梨県内の「観光まちづくりプラン」を学生が提案

2017年3月1日 トピックス

 平成29年2月1日(水)、共通教育科目「観光学入門~地域と観光産業の現在と未来~」(担当教員:生命環境学域 田中 敦 教授)では、公益社団法人やまなし観光推進機構の井澤 啓 理事長、小田切夏樹マネージャーをゲストに招き、8つのチームに分かれて山梨県内の「観光まちづくりプラン」についてプレゼンテーションを行いました。

 この授業は地域の活性化や周辺産業への経済波及効果など多くの効用を持つ観光全般について、ワインツーリズムや訪日外国人マーケットなど多様な専門家等を招きながら実施してきたもので、今回は全15回の授業の総括にあたります。

 学部や学年を超えた編成によるチームは、北杜市周辺、峡東地域、甲府市内などそれぞれ選んだエリアに対する調査や、SWOT等の手法で地域の特性や課題の分析を行った上で、地域の観光資源を新たな視点で捉えた持続可能で具体的なプランを作成し、2週間かけて内容の濃いプレゼンテーションを仕上げました。

 当日は、各グループの発表を、顧客価値、物語性、独自性、地域・産業等への貢献度等を基準に、受講学生とゲスト、教員で評価しました。提案内容は地域課題解決型で実現可能性が高いものが多く、井澤理事長からも高い評価をいただきました。作成されたプランは観光推進機構内でも共有されます。

 なお、本授業は、COC+(地(知)の拠点大学による地方創生推進事業)の講座として、今後も継続して開講される予定です。