山梨中央銀行連携事業「カタコト英語プロジェクト」を実施

2017年1月31日 トピックス

 平成29年1月19日(木)、生命環境学部 地域社会システム学科 観光政策科学特別コースの1年次生を対象に、「カタコト英語プロジェクト」の一環として、訪日外国人観光客への接客体験プログラムを実施しました。

 「カタコト英語プロジェクト」は、株式会社 山梨中央銀行が、山梨県および山梨県内の各大学と連携し、平成32年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向け、県内事業者の外国人観光客へのおもてなし力向上のため英語でコミュニケーションできるよう支援するもので、本学では、学生が講師として事業所に赴き、英語での接客や商品説明等の方法について出前講義を行うことを視野に入れ取り組んでいます。

 今回の接客体験プログラムは、実際に出前講義を行うためには、まずは学生自身が外国人との接客を体験し、そのポイントや難しさを肌で感じる原体験が大切であることから、観光政策科学特別コースと国際交流センターが連携して企画したものです。

 前半は通訳案内士の資格を持つ英語学習アドバイザーによる接客の心構えや英語の基本表現についての事前学習を、後半は本学の外国人留学生5名に協力してもらい「お土産を買いに来た外国人」と「うどん屋に食事に来た外国人」のシーン設定で1対1の接客ロールプレイを行いました。

 学生は、外国人観光客役の留学生のさまざまな質問に四苦八苦しながらもジェスチャーを交えながら懸命に対応し、ロールプレイ後には留学生から的確かつ温かいアドバイスを受けていました。

 参加した学生からは「最初は不安だったが、きちんと説明すれば伝わることがわかった」、「インバウンド観光を学ぶ上で、英語でのコミュニケーション力をもっと高めていきたい」などの感想がきかれ、また、留学生にとっても日本人学生との交流を深めるとともに、山梨の観光について関心を高める良い機会となりました。

 今後は、今回の経験を活かし、地域の観光事業者への支援にも取り組む予定です。