附属図書館イベント:「映像とダンスがいざなう…生命と原点回帰」を開催しました。

2016年12月12日 トピックス

 山梨大学附属図書館本館では、三部構成のイベント「映像とダンスがいざなう…生命(いのち)と原点回帰」を、平成28年11月24日・25日・30日の3日間にわたり開催しました。学生、教職員、学外の研究者、地域の方など、のべ100余名の方々にご参加いただきました。

第一部 映画上映『久高オデッセイ 第三部 風章』

  • 開催:平成28年11月24日(木)

「久高オデッセイ」は、「神の島」とよばれる沖縄県久高島の生活と自然をテーマにした、映画監督・大重潤一郎氏による長編映像叙事詩です。若い神女(カミンチュ)が泣きながら祈る姿や赤ちゃんの誕生など、ささやかで力強い映像を参加者はしずかに鑑賞していました。

第二部 講演会『場所の記憶と聖地感覚』

  • 開催:平成28年11月25日(金)
  • 講師:鎌田東二氏(京都大学名誉教授・上智大学グリーフケア研究所特任教授)

鎌田氏は、聖地感覚についてアニメなどを例にわかりやすく解説しながら、「こころが癒され」・「超越的な体験の起こる」聖地の諸相について講演されました。世界の厳かな聖地の写真紹介や法螺貝・石笛の演奏もあり、会場は清冽な雰囲気に包まれました。

第三部 実演と講演『自由な舞踊への回帰~ダンカン・ダンス~』

  • 開催:平成28年11月30日(水)
  • 講師:柳下惠美氏(早稲田大学文学学術院助教)

イザドラ・ダンカンは20世紀のアメリカ出身の女性ダンサーであり、「モダン・ダンス」の創始者です。柳下氏は、ダンカンの生涯と技法、教育観などを講演し、ダンスのいくつかを実演されました。参加者は初めて目にするダンカン・ダンスに感銘を受け、見入るように鑑賞していました。