博士前期課程2年の木村太郎さんが「PRiME 2016」にて「PEFC16 Poster Award」を受賞

2016年10月19日 トピックス

 平成28年10月2日(日)~7日(金)、アメリカ・ホノルルで開催された環太平洋電気化学会議「PriME2016」にて、博士前期課程2年(グリーンエネルギー変換工学専攻)の木村太郎さん(指導教員:犬飼潤治 燃料電池ナノ材料研究センター教授)が「PEFC16 Poster Award」(固体高分子形燃料電池セッションでの優秀ポスター賞)第3位を受賞しました。

 受賞論文の題目は「Systematic Studies on the Phase Separations at Bulks and Surfaces of the Anion Exchange Membranes with Different Polymer Structures(異なる高分子構造を持つアニオン交換膜の内部及び表面における相分離の系統的研究)」です。

 次世代の燃料電池とされる「アニオン交換膜型固体高分子形燃料電池」において、その主要構成材料であり同センターで新規に開発した「アニオン導電性高分子電解質膜」の化学構造と内部及び表面の相分離構造との関係を様々な手法で系統的に検討し、両者の関連性を初めて明らかにしました。

 受賞した木村さんは、「世界中から多くの研究者が集まる国際学会で素晴らしい賞を頂き、大変光栄に思います。ご指導頂いた犬飼教授や宮武健治教授を初め研究室の皆様に心から感謝申し上げます。この賞を励みに、今後より一層の研究成果を上げられるよう、これからの研究生活を充実させたいと思います」と述べています。