ブドウ栽培支援ロボット実演会を開催
令和8年6月12日(金)、山梨県果樹試験場(山梨県山梨市)において、「多機能ロボット開発と栽培体系革新によるシャインマスカット高効率栽培の実用化 ブドウ栽培支援ロボット実演会」を開催しました。
本実演会は、農林水産省「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化事業」の一環として、山梨大学を代表機関とする「シャインマスカット高効率栽培革新コンソーシアム」が主催したもので、農林水産省、生物系特定産業技術研究支援センター(BRAIN)、山梨県、コンソーシアム参画機関(※)の関係者をはじめ、生産者、農業関係機関、報道関係者など計 137 名が参加しました。
当日は、農林水産省技術局研究推進課長の渡邉麻衣子氏ならびに山梨市の高木晴雄市長らを来賓として招きました。また、コンソーシアム機関を代表して山梨大学の中村和彦学長および山梨県農政部長の樋田洋樹氏が挨拶を行いました。さらに、コンソーシアム参画機関の代表者から挨拶があり、それぞれの立場から本プロジェクトへの期待と今後の連携について紹介しました。
開会挨拶において、中村学長は、本学が今年度から「地域と、未来を創る大学へ」をキャッチフレーズとする三か年計画を開始したことを紹介するとともに、その中核となる「地域イノベーション創生センター」の設置や、令和 9 年度に創設を予定している「やまなし未来共創推進機構」について説明しました。さらに、本プロジェクトについては、大学の研究力、企業の技術力、行政の支援力、金融機関のネットワーク、そしてメディアの発信力を結集する「産学官金言連携」の代表的な取組として位置付け、「これらの力を結集し、新たな価値の創出に挑戦してまいる」と述べました。
ロボット実演では、AI による果粒認識とロボットアーム制御を融合したフィジカル AI 技術を活用し、ロボットが人間と同程度の精度で摘粒作業を行えることを実証しました。参加者は実際の作業の様子を熱心に見学し、生産者からは実用化への期待の声が寄せられました。質疑応答では、現場導入に向けた課題や活用方法について活発な意見交換が行われました。
コンソーシアムでは、今後もロボット技術と栽培体系の両面から研究開発を進め、シャインマスカット栽培の省力化と高品質生産の両立を目指すとともに、研究成果の社会実装を通じて山梨県の果樹産業の持続的発展に貢献してまいります。
※コンソーシアム参画機関:山梨大学、山梨県、宇都宮大学、ファナック株式会社、株式会社ミラプロ、株式会社 YSK-ecom、株式会社 GRAPEBASE、株式会社山梨中央銀行
- 挨拶をする中村学長
- 挨拶をする樋田山梨県農政部長
- 高木山梨市長
- 渡邉農林水産省技術局研究推進課長
- ブドウ栽培支援ロボット実演の様子
- ブドウ栽培支援ロボット







