令和7年度山梨大学半導体セミナーを開催
令和7年11月26日(水)、大村智記念学術館において、令和7年度山梨大学半導体セミナーを、現地・オンラインのハイブリッド形式で開催し、本学学生や民間企業の技術・研究者など、約260名が参加しました。
山梨県には、半導体製造に関わる多くの企業が存在し、県の経済の一翼を担っている一方で、半導体に携わる人材不足の問題が顕在化し始めています。本学では、こうした背景を踏まえ、最先端の半導体技術に関連する情報提供、将来の半導体製造を担う優秀な人材の育成、並びに半導体に関連する人的交流を図ることを目的に、本セミナーを開催しており、今年度で3回目になります。
セミナーでは、市川満理事(産学官連携担当)の開会の挨拶の後、経済産業省関東経済産業局地域経済部デジタル経済課の大西美帆氏、名古屋大学未来材料・システム研究所の沓掛健太朗氏、東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ株式会社成膜技術開発センターの貝塚考亘氏から、半導体関連政策や人材育成、半導体材料の開発や製造の現状と将来展望についての講演を行いました。
引き続き行われた「山梨県内半導体関連企業ショート講演」では、YITOAマイクロテクノロジー株式会社、株式会社エノモト、ファスフォードテクノロジ株式会社、ミネベアパワーデバイス株式会社、株式会社加藤電器製作所、住友電工デバイス・イノベーション株式会社、株式会社オキサイド、富士電機株式会社の8社が、自社の企業情報や関連技術の強み・原理をわかりやすく説明・アピールしました。
参加者からは「最先端の半導体技術の一端に触れることができて大変有意義だった」「県内企業が幅広いシェアを誇り活躍している様子を知ることができてとても良かった」などの感想が寄せられ、有意義なセミナーとなりました。
- 挨拶する市川理事
- セミナーの様子



