犬飼潤治 燃料電池ナノ材料研究センター教授が、島津製作所等とともに世界初の燃料電池解析装置を開発・販売

2016年6月1日 トピックス

 犬飼潤治 燃料電池ナノ材料研究センター教授が中心となり開発した、世界で初めての燃料電池内部の酸素濃度を深さ方向にリアルタイムで把握できる「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」がこのたび販売されることになりました。

 本製品は、科学技術振興機構のプロジェクト「燃料電池内3次元反応分布可視化装置の開発」(平成23~26年度)において、犬飼教授をプロジェクトリーダーとする3大学3企業(本学・株式会社島津製作所・早稲田大学・慶應義塾大学・みずほ情報総研株式会社・パナソニック株式会社)が開発に参画し、その成果をもとに、島津製作所が製品化したものです。

 犬飼教授は「本学の多くの教員・学生がプロジェクトに参加し、開発の中核になっていただいたことに感謝します。本装置が広く利用され、燃料電池開発をさらに促進させることを望んでいます」と述べています。