藤井一郎工学域准教授がアメリカセラミックス学会のフルラス賞を受賞
2024年10月18日 トピックス
令和6年10月7日(月)、アメリカ・ピッツバーグで開催された学術講演会Materials Science & Technology2024において、藤井一郎工学域准教授がアメリカセラミックス学会のフルラス賞を受賞しました。
本賞は、日米のセラミック技術者・科学者間の技術的・人的友好の促進と環太平洋を取り巻く多様な文化間の相互理解を深めることを目的とし、セラミックス科学および材料の研究開発において優れた業績をあげた研究者に授与されるものです。
受賞の対象となった研究は 「The fabrication of new lead-free piezoelectric ceramics and transparent ceramics」で、新規BaTiO3-Bi(Mg1/2Ti1/2)O3-BiFeO3系非鉛圧電セラミックスを開発したことや、Pb(Mg1/3Nb2/3)O3-PbTiO3などの電気光学透明セラミックスを非加圧の通常焼結で作製したことにより、電子セラミックス分野の科学技術の発展に多大に貢献したことが評価されました。
藤井准教授は、「今後もこれまでの研究を元に非鉛圧電セラミックスや非鉛透明セラミックスの高性能化について研究し、社会に貢献していきたい」とコメントしています。
アメリカセラミックス学会HP
https://ceramics.org/award/richard-m-fulrath-awards/