工学域の猿渡直洋助教、中山栄浩教授が 日本鋳造工学会の優秀論文賞を受賞

2024年6月7日 トピックス

 令和6年5月25日(土)、早稲田大学で開催された日本鋳造工学会第183回全国講演大会において、工学域の猿渡直洋助教、中山栄浩教授が優秀論文賞を受賞しました。
 本賞は、前年に発行された会誌「鋳造工学」および鋳造工学会の査読を経て「Materials Transactions」に掲載された研究論文、技術論文の中で、優秀と認められた論文の著者に贈られるものです。受賞題目は「Effects of cooling conditions immediately after solution treatment on microstructures and mechanical properties of JIS AC4CH aluminum casting alloy」(猿渡助教と中山教授の共著)で、熱処理時の冷却速度を精密にコントロールして系統立てた検討を行った点が評価されました。今後、熱処理条件の最適化や省エネ熱処理技術の提案が期待されます。
 受賞コメントは以下のとおりです。

猿渡助教:本研究テーマは学生時代の研究の延長であり、その積み重ねをこのような形で評価していただけたことが何よりも嬉しく思います。今回の受賞を励みに、より一層研究活動に精進する所存です。

中山教授:若い先生と学生ならびに地元企業様が、力を合わせて研究を推進した結果が本賞受賞として実を結んだことを、大変嬉しく感じています。引き続き、若人の育成にご支援いただければ幸甚です。