松本俊工学域特任教授(名誉教授)が富士電機株式会社と共同で 電気学会第17回「でんきの礎」を受賞
2024年4月4日 トピックス
令和6年3月15日(金)、徳島大学で開催された令和6年電気学会全国大会において、工学域の松本俊特任教授(名誉教授)が富士電機株式会社と共同で電気学会第17回「でんきの礎(いしずえ)」を受賞しました。
本賞は、技術史的価値、社会的価値、学術的・教育的価値のいずれかを有し、略25年以上経過したものに対する顕彰です。受賞題目は「スーパージャンクション半導体デバイスの理論構築」で、スーパージャンクションMOSFETについて富士電機株式会社と山梨大学にて理論解析が行われ、有効な設計手法を示した結果、シリコン材料によるスーパージャンクションMOSFETが大量導入される契機となり、パワーエレクトロニクス機器の高効率化や小型化に貢献しています。現在では炭化ケイ素、窒化ガリウムや酸化ガリウム材料の同構造を適用する研究も進んでおり、これにより更なるパワー半導体の導通損失の低減が期待されます。
受賞した松本特任教授(名誉教授)は「このたび山梨大学が受賞したことを大変うれしく思います。山梨大学、特に若い研究者・学生の皆様のますますのご活躍を期待します。」とコメントしています。