犬飼潤治クリーンエネルギー研究センター教授らの論文が王立化学会会誌に掲載され、裏表紙にも採用されました

2024年1月23日 トピックス

 犬飼潤治クリーンエネルギー研究センター教授(水素・燃料電池ナノ材料研究センター兼任)と本学大学院医工農学総合教育部工学専攻エネルギー物質科学コース3年のSolomon Wekesa Wakolo(ソロモン ウェケサ ワコロ)さんらの論文が、王立化学会(The Royal Society of Chemistry)が発行する学術雑誌「Physical Chemistry Chemical Physics」に掲載され、裏表紙にも採用されました。
 論文の題目は「Various states of water species in an anion exchange membrane characterized by Raman spectroscopy under controlled temperature and humidity」です。
 本研究では、世界で初めて、アニオン型電解質膜中の水分子の種類および化学状態と存在量を、振動分光を用いて決定しました。
犬飼教授は「本研究結果は、物質化学に新たな知見を与えるのみならず、燃料電池や水電解といったエネルギー技術の基盤的情報になることが期待される」とコメントしています。