柿沼克良クリーンエネルギー研究センター教授らの論文が米国化学会誌に掲載され、裏表紙にも採用されました

2023年12月28日 トピックス

 柿沼克良クリーンエネルギー研究センター教授と史国玉水素・燃料電池ナノ材料研究センター特任助教らの論文が、米国化学会(American Chemical Society)が発行する学術雑誌「ACS Applied Energy Materials」に掲載され、裏表紙にも採用されました。
 論文の題目は「Highly Active Nanostructured NiCoMo-Based Catalyst for Oxygen Evolution in Anion-Exchange Membrane Water Electrolysis」です。
 本研究では、クリーンな水素製造デバイスである固体高分子形水電解の電極触媒について、その触媒活性を大幅に向上させ、貴金属を全く用いない点が注目されています。
 柿沼教授は「今回の成果は、水電解デバイスの汎用化にてネックとなる貴金属の使用量削減に大きく寄与すると考えられ、水素社会構築に向けて努力して参ります」とコメントしています。