クリスタル科学研究センターと水晶庫の見学・体験会を開催

　令和5年11月11日（土）・12（日）、包括的連携協定を締結している甲府市と連携し、「ジュエリーツーリズム2023」の一環で、本学クリスタル科学研究センターと水晶庫の見学・体験会を開催しました。
　このイベントは、同センターと大村智記念学術館に併設する水晶庫を特別に開放し、参加者に水晶の学習会や製作体験を通じて、甲府市の宝飾産業のルーツである水晶について深く理解してもらうため、行われたものです。
　11日には樋口雄一甲府市長が会場を訪れ、受講者と一緒に講義を受けたほか、センター内特別展示場で担当教員から本センターの役割や活動状況について説明を受け、熱心に耳を傾けていました。
　体験会では、同センターの綿打敏司センター長からの説明の後、熊田伸弘教授、武井貴弘教授による解説がありました。参加者は人工水晶と天然水晶の実物に触れその違いを体験したほか、屋内外の様々な実験装置を用いた講習を通じて、水晶合成やルチル合成を作製する体験も行いました。
　参加者からは、「人工水晶ができる過程を分かりやすく説明されていてよかった」「子供たちが飽きずに楽しく体験できるように工夫されていた」といった感想が寄せられ、山梨の水晶の魅力を科学的に学ぶ貴重な機会となりました。