国際流域環境研究センターの研究員、工学専攻の大学院生3名が国際会議WET2023-Onlineで優秀発表賞を受賞

2023年8月28日 トピックス

 令和5年7月8日(土)~9日(日)、オンラインで開催された国際会議「Water and Environment Technology Conference Online 2023(WET2023-Online)」において、本学国際流域環境研究センターの研究員1名と、本学博士課程工学専攻環境社会システム学コースの学生2名、本学修士課程工学専攻流域環境科学特別教育プログラムの学生1名の計4名が優秀発表賞を受賞しました。
 本賞は、研究奨励に値する優れた発表に対して贈られるもので、今年は104名の発表者の中から14名が受賞しました。
 受賞者は以下のとおりです。

■国際流域環境研究センター研究員
Shrestha Sadhana(シュレスタ サダナ)さん
・受入教員:原本英司国際流域環境研究センター教授
・受賞題目:Estimation of norovirus infections in Japan using wastewater-based epidemiology approach capturing seasonal pattern(季節変動を捉える下水疫学調査を活用した日本におけるノロウイルス感染症の推定)
・コメント:この度、栄えある優秀発表賞を受賞することができ大変光栄に存じます。このような素晴らしい機会を与えてくださった原本教授のご指導に心より感謝申し上げます。さらに、ビカス マッラ研究員をはじめとする研究室のメンバーにも感謝の意を表します。今回の受賞を励みに、さらに魅力的な研究を行い、水環境分野に貢献をしていきたいと思います。

■博士課程工学専攻環境社会システム学コース流域環境科学分野1年
Sunayana Raya(スナヤナ ラヤ)さん
・指導教員:原本英司国際流域環境研究センター教授
・受賞題目:Quantification of multiple respiratory viruses in wastewater in Kathmandu, Nepal: potential implication of wastewater-based epidemiology for community disease surveillance(ネパール・カトマンズの下水を対象とした複数の呼吸器ウイルスの定量:地域における感染症サーベイランスへの下水疫学調査の有効性)
・コメント:優秀発表賞をいただき、身の引き締まる思いです。このような評価をいただけたことに心から感謝するとともに、私を支えてくださったすべての方々にお礼を申し上げたいと思います。指導教員である原本教授のご指導なしには成し遂げられなかったことです。また、研究室のメンバーや家族の支えにも感謝しています。研究を通じて地域社会に貢献できる研究者に成長できるよう、これからも努力していきたいと思います。

■博士課程工学専攻環境社会システム学コース流域環境科学分野1年
Daniel Twum-Ampofo(ダニエル トウム アンポフォ)さん
・指導教員:遠山忠国際流域環境研究センター教授
・受賞題目:Evaluation of biomass productivity of four microalgae in food industrial waste-medium and wastewater-medium(農食品廃棄物と廃水を培養液として利用した4種類の微細藻類のバイオマス生産)
・コメント: 優秀発表賞を受賞できたことは、本当に身の引き締まる思いであり、感謝の気持ちでいっぱいです。今回の受賞は、指導教員の遠山教授のご指導の賜物です。また、先輩や研究室の仲間からのサポートも大きな助けとなりました。これからも研究者として成長し、特に発展途上国の水環境問題の解決に貢献できるよう、精進していきたいと思います。

■修士課程工学専攻流域環境科学特別教育プログラム1年
Annisa Andarini Ruti(アニサ アンダリニ ルティ)さん
・指導教員:原本英司国際流域環境研究センター教授
・受賞題目:Pathogenic bacteria identification by quantitative PCR at wastewater treatment plants in Bandung City, Indonesia(インドネシア・バンドン市の下水処理場における定量PCRを用いた病原細菌検出)
・コメント:優秀発表賞の受賞者の一人になれたことは大変光栄で嬉しく思います。この研究を実施し、学会に参加できたのは、原本教授のご指導の賜物であり、本当に感謝しております。私の研究は、山梨大学とバンドン工科大学の国際共同研究の一環として実施されたものであり、関係するすべての方々に感謝の意を伝えたいと思います。世界のために、特に母国のために、さらに貢献できることを願っています。