秋葉峻介 総合医科学センター特任講師が第41回日本医学哲学・倫理学会大会において第19回日本医学哲学・倫理学会奨励賞を受賞

2022年10月13日 トピックス

 令和4年10月10日(月)、群馬大学医学部キャンパスで開催された第41回日本医学哲学・倫理学会大会において、秋葉峻介 総合医科学センター特任講師が第19回日本医学哲学・倫理学会奨励賞を受賞しました。
 本賞は、学会誌『医学哲学・医学倫理』掲載の最優秀論文の著者1名に授与されるもので、受賞題目、受賞理由は以下の通りです。

受賞題目
「Advance Care Planning における共同意思決定の理論構造の検討」
受賞理由
 本論文は、共同意思決定の理論構造について共同体主義の立場やフェミニズム・ケア倫理の立場による論考から切り離して議論を展開するユニークな着想に基づいている。「情報共有―合意モデル」の理論構造を整理し、患者・家族・医療者のそれぞれの位置と役割の異同についてメタレベルで再構成することによって、患者と家族との関係を捉えなおし、理論レベルから政策レベルに至る連関と問題点を明らかにしようとする点で意欲的である。

 受賞した秋葉特任講師は「たいへん栄誉ある賞をいただくことができ、望外の喜びです。生/死をめぐる意思決定の倫理について今後もさらに踏み込んだ検討ができるよう、研究に邁進したいと思います」とコメントしています。