修士課程工学専攻の学生2名が第71回高分子学会年次大会で優秀ポスター賞を受賞

2022年7月13日 トピックス

 令和4年5月25日(水)~27日(金)、オンラインで開催された第71回高分子学会年次大会において、大学院修士課程工学専攻の学生2名が優秀ポスター賞を受賞しました。
 本賞は、高分子科学ならびに高分子学会の発展に資する優れたポスター発表を行った若手研究者に贈られるものです。
 受賞者は以下のとおりです。

○修士課程工学専攻応用化学コース2年 靖宇馨さん
指導教員:奥崎秀典 工学部応用化学科教授
受賞テーマ:「電解重合による可溶性自己ドープ型PEDOTの合成」
研究内容:電解重合法により可溶性自己ドープ型導電性高分子のS-PEDOTを合成し、従来に比べ二桁以上高い電気伝導度を得ることに成功しました。
コメント:この度は、高分子学会優秀ポスター賞という名誉ある賞を頂き大変光栄に思います。指導教員である奥崎教授をはじめ、研究をサポートしてくださった研究室のメンバーには心より感謝いたしております。この賞を励みとして、今後もさらなる研究へと発展させることができるように取り組んでいきたいと思います。

○修士課程工学専攻グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム2年 小澤佳弘さん
指導教員:宮武健治 クリーンエネルギー研究センター教授
研究テーマ:「アニオン導電性三元共重合体:脂肪族側鎖が膜物性に及ぼす効果」
研究内容:脂肪族側鎖を有する新規疎水部構造を用いた三元系共重合体を合成し、高いアニオン導電率と優れた機械強度の両立に成功しました。
コメント:この度は、高分子学会優秀ポスター賞を頂き、大変嬉しく思います。この栄誉ある賞を受賞できたのは、私を指導してくださった宮武先生をはじめとする先生方や研究員の方、皆様のお陰であると実感しています。今後も、持続可能な社会の実現に向けて少しでも力になれるよう、固体高分子膜の物性改善に邁進していきます。