大学院総合研究部附属出生コホート研究センターの堀内 清華特任助教が日本国際保健医療学会で2021年度日本国際保健医療学会奨励賞を受賞

2021年12月21日 トピックス

 令和3年11月27日(土)~28日(日)に開催された一般社団法人 日本国際保健医療学会において、堀内 清華大学院総合研究部附属出生コホート研究センター特任助教が2021年度 日本国際保健医療学会奨励賞を受賞しました。
 同賞は、研究発表を行った方の中から特に優れた発表者に贈られるものです。
 受賞した論文の題目は「Effectiveness of self-managed continuous monitoring for maintaininghigh-quality early essential newborn care compared to supervision visit in Lao PDR:a cluster randomised controlled trial」です。医療的資源の限られたラオス国において、訪問指導が行われる地方の病院で、新生児医療を向上させるための継続的な評価と改善を行う仕組み(自律的モニタリング)の導入を検討しました。この研究により、金銭、人材面で負担の大きい訪問指導を自律的モニタリングに代替・補完できる可能性が示され、医療の質を継続的に維持する、新たな仕組みの導入が期待されます。
 今回の受賞は、地域のカウンターパートと密接に連携した地道な活動により、エビデンスの限られる低中所得国において介入試験を行ったことが評価されました。
 受賞した堀内特任助教は「長年ラオス国で取り組んできた研究が評価されました。今後も現地に根付いた研究を続けていきたいと思います」とコメントしています。

・一般社団法人 日本国際保健医療学会 受賞記事
・受賞記念講演会(1/26(水)WEB開催】申込先
・医学部大学院附属出生コホート研究センター
・医学部社会医学講座

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