スマート農業実証プロジェクト(ローカル5G)成果発表会を開催

2021年6月29日 トピックス

 令和3年6月22日(火)、山梨県果樹試験場(山梨県山梨市)において、農林水産省事業「スマート農業実証プロジェクト(ローカル5G)」の成果発表会を開催しました。
 この事業は、ローカル5G通信設備やAIによる画像解析により、熟練した農業者の匠の技をスマートグラスを通して「見える化」する実証プロジェクトで、本学工学部の茅暁陽 コンピュータ理工学科教授・西崎博光 メカトロニクス工学科准教授・牧野浩二 ものづくり教育実践センター准教授が参画し、人工知能(AI)とスマートグラス表示技術の開発を担当しています。
 当日は、本学・株式会社YSK e-com(代表機関)・日本電気株式会社(NEC)・山梨県・JAフルーツ山梨等を構成メンバーとする「匠の技による高品質シャインマスカット生産実装コンソーシアム」が、採択された研究テーマ「高品質シャインマスカット生産のための匠の技の『見える化』技術の開発・実証」の研究成果をお披露目しました。
 発表会では、代表機関による高品質シャインマスカット生産のための匠ソリューション開発についての報告、茅教授から匠の技を学習するAI技術、スマートグラスとローカル5Gを使用したブドウの房づくりや摘粒作業の支援、収穫適期の房の識別をリアルタイムに行うシステムの開発の成果や進捗状況の説明があり、実際に摘粒AIのデモ体験も実施しました。茅教授は「今回の研究成果をさらに発展させ、さらなる精度改善や処理の高速化を目指します」と今後の展望についても語りました。
 茅教授らの本研究に関する詳細については、下記の関連サイトをご覧ください。

茅研究室 本研究関連ページ
http://www.vc.media.yamanashi.ac.jp/ja/research/smartagri/