燃料電池ナノ材料研究センター内田誠教授、柿沼克良特任教授等の学術論文が、米国化学会発行誌に掲載され、論文のグラフィカルアブストラクトが表紙に採用されました

2021年4月5日 トピックス

 令和3年2月4日(木)、燃料電池ナノ材料研究センターの内田誠教授・柿沼克良特任教授等の学術論文が世界最大規模の化学系学術団体である米国化学会American Chemical Society発行の学術誌ACS Applied Energy Materials誌に掲載され、グラフィカルアブストラクト(論文の図解抄録)が表紙に採用されました。
 論文のタイトルは「Effect of Pt and Ionomer Distribution on Polymer Electrolyte Fuel Cell Performance and Durability」です。固体高分子形燃料電池においてPt触媒の低減は最大の課題ですが、本研究により、カーボンの粒子内のナノ細孔中のPtの有効利用にかかわる重要な知見が得られました。本研究は、新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDOの支援を受けているほか、パナソニック株式会社との共同で行われ、同社社員で本学博士課程に在籍する小林亜貴さんも研究に参加しました。今後、燃料電池の耐久性や発電性能の飛躍的な向上が期待されます。

掲載された論文