大学院修士課程生命環境学専攻地域環境マネジメントコース1年の市川祐実さんが新学術領域「植物構造オプト」で優秀発表賞を受賞

2020年12月10日 トピックス

 令和2年11月15日(日)~16日(月)にWeb開催された、新学術領域研究「植物構造オプト」第2回若手の会において、大学院修士課程生命環境学専攻地域環境マネジメントコース1年の市川祐実さん(指導教員:島弘幸 命環境学専攻教授)が優秀発表賞を受賞しました。
 この若手の会は、文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究「植物の力学的最適化戦略に基づくサステナブル構造システムの基盤創成」が主催したオンライン型の研究集会で、同領域に所属する教員・学生102名が参加し、研究発表を行いました。研究発表をした教員・学生の中から、優秀な研究内容および発表が投票によって選ばれ、市川さんを含む数名に優秀発表賞が贈られました。
 受賞テーマは「樹枝の応力均一分布に関する一考察」で、自然に繁茂する樹木は、枝先の葉に十分な太陽光が当たるように枝を伸ばしつつ、過度な力学的負荷がかからないよう自律的に力学的最適構造を形成していると推測されており、この最適構造を解明すべく、枝の幾何形状や荷重条件と力学応答の相関関係を解析し、研究成果として報告しました。
 受賞した市川さんは「優秀発表賞に選出して頂き、大変嬉しく思います。指導・ご協力いただいた島教授をはじめ研究室の皆様に心より感謝申し上げます。」と述べています。

新学術領域「植物構造オプト」HP