工学部の和田智志教授とキム・サンウォック研究員が先端電子材料に関する国際会議「ICAE2019」で表彰されました

2019年12月2日 トピックス

 令和元年11月5日(火)~11月8日(金)、大韓民国チェジュ市で開催された先端電子材料に関する国際会議「International Conference on Advanced Electromaterials (ICAE)」で、工学部応用化学科の和田智志教授が2019年ICAE Awardを、キム・サンウォック研究員がBest Poster Award (Gold)をそれぞれ受賞しました。

■和田教授が受賞したICAE Awardは、毎年開催されている同会議の開催・運営などに大きく貢献した研究者を表彰するものです。
 和田教授は、2011年から9年間に渡り同会議の開催・運営などに貢献したほか、多くの招待講演などの実績が評価されました。
 和田教授は、「このような賞をいただいたことは望外の喜びであり、これまで共に研究に携ってきた学内外の多くの研究者のご支援、学生諸氏のご協力の賜物であると考えています。今後更に精進し、必ず世の中に貢献できる実用材料を開発したいと考えています」とコメントしています。

■キム研究員が受賞したBest Poster Award (Gold)は、優秀なポスター発表を行った研究者に授与され、その功績を称えるとともに研究の発展を奨励するものです。
 受賞対象となった研究題目は、「イオンオフセンタ―機構によるマテリアルソフトニングを利用した高性能圧電セラミックスの材料設計の提案」で、BiFeO3-BaTiO3圧電体の構造解析を通して、高い圧電特性の起源となっているマテリアルソフトニングの機構について詳細な調査を行いました。この機構を他の圧電セラミックス材料に応用することで、高性能圧電セラミックス材料の開発に繋がることが期待されます。
 受賞したキム研究員は、「大変光栄に思います。本研究は多くの方々のご支援のもとに行われました。この場をお借り致しまして、関係者の皆様に御礼申し上げます。今後もこの賞を励みに研究活動に邁進したいと思います」とコメントしています。