本学・山梨県共催「平成30年度第1回地中熱普及セミナー」を開催

2018年8月9日 トピックス

 平成30年8月7日(火)、甲府西キャンパスの大村智記念学術館において、本学・山梨県共催「平成30年度第1回地中熱普及セミナー」を開催し、関連企業・自治体や教職員・学生等約120名が参加しました。

 再生可能エネルギーの開発・普及が求められる昨今、地上と比較的浅い地下との温度差を利用する「地中熱」研究も各地で進められていますが、地球内部のマグマに起因する「地熱」とは違い、「地中熱」利用は導入コストが高く普及が遅れています。本学では独自のヒートポンプの開発など効率性の高いエネルギー利用技術研究に力を入れています。

 本セミナーは、省エネ効果の高い地中熱利用設備の普及を図ることを目的に、平成28年度から開催されており、今回は、7月19日に開館した同学術館内に設置された最新式の地中熱ヒートポンプシステムや本学における研究動向について、講演・見学会を行いました。

 講演会では、熊田伸弘 本学工学部長及び内藤卓也 県エネルギー局エネルギー政策課長による主催者挨拶の後、山梨県地中熱利用推進協議会会長を務める武田哲明 工学部教授が、山梨における地中熱ヒートポンプの研究開発と普及促進への取組について講演しました。

 その後参加者は、同学術館の最新式地中熱利用設備を見学した後、本学大学院情報機能システム工学専攻 3年の石黒修平さんの案内で、本学キャンパス内の地中熱設備を視察しました。参加者は地中熱の活用や課題について熱心に質問するなど、有意義なセミナーとなりました。

 本学地中熱利用研究ユニットHP