博士課程2年のSarmila TandukarさんがWater Environment and Technology Conference 2018(WET2018)で優秀発表賞を受賞

2018年7月20日 トピックス

 平成30年7月14日(土)~15日(日)、愛媛大学城北キャンパス(愛媛県松山市)で開催された(公社)日本水環境学会主催の国際会議「Water and Environment Technology Conference 2018(WET2018)」において、大学院博士課程環境社会創生工学専攻2年のSarmila Tandukarさん(指導教員:原本英司 工学部准教授)が優秀発表賞を受賞しました。

 本賞は、研究奨励に値する優れた発表に対して表彰を行うもので、今年は175件の発表の中から24名が受賞し、同会議における本学国際流域環境研究センター所属学生の受賞は3年連続となりました。

 Tandukarさんの受賞題目は「Factors associated with co-infection of waterborne enteric viruses in diarrheal children」です。本研究は、同センターを中心に展開しているSATREPSプロジェクト「微生物学と水文水質学を融合させたネパールカトマンズの水安全性を確保する技術の開発」の一環として実施したもので、病原微生物による水系感染症の発生が深刻なネパール・カトマンズ盆地において、下痢症患者の糞便とその患者が家庭で飲用していた水を採取し、ロタウイルスやジアルジア原虫等の病原微生物を検査することで、水の飲用と下痢症との関連性を評価した結果を報告しました。

 受賞したTandukarさんは、「大変光栄です。この受賞を励みに、今後さらに研究に取り組んでいく所存です。研究チームや、ご指導いただいている原本准教授に感謝申し上げます」とコメントしています。

 ※SATREPS…科学技術振興機構(JST)と国際協力機構(JICA)が共同で実施している、地球規模課題解決のために日本と発展途上国の研究者が共同で研究を行うプログラム

 Water and Environment Technology Conference 2018