大学教育センターの塙 雅典センター長が国際シンポジウムで発表

2016年1月14日 トピックス

 平成27年12月12日(土)、本学大学教育センターの塙 雅典センター長が、ベルサール九段(東京都千代田区)にて開催された学校法 人河合塾主催国際シンポジウム「国際基準の大学教育改革-日本・オーストラリア・アメリカの学生調査からわかること-」で、本学の反転授業とアクティブ ラーニングを通じた教育改善への取り組みについて発表しました。

 学生調査から学生の学習経験を明らかにすることは、大学教育の質の向上に つながるだけでなく、高校生の大学選びや調査参加大学の教育の強みや課題を明らかにすることができることから、オーストラリアやアメリカでは教育改善の指 標として活用が進んでいます。河合塾は、オーストラリア教育研究所(ACER)と協同し、オーストラリアで実施されている学生調査を参考に、「日本の大学 生の学習経験調査(JUES)」の開発を進めており、本学も2015年に実施されたパイロット調査に参加しました。

今回の国際シンポジウム では、基調講演、JUESパイロット調査結果の報告に続いて、教育改革の先進的な取り組み事例として、塙センター長が「山梨大学の教育改善への取組と学習 経験調査への期待」と題し、本学の反転授業とアクティブラーニングの取り組みを紹介した上で、JUESパイロット調査結果を織り交ぜながら、さらなる教育 改善における同調査への期待などについて発表しました。

 塙センター長は「JUESのような調査は手段、目的は教育改善。本学の学習経験調査に基づく教育改善はまだ端緒についたばかり。様々な調査結果を活用しながら教育改善を進めていきたい。」と述べています。