山梨県災害派遣精神医療チーム(DPAT)の派遣に関する協定を締結

2018年3月19日 トピックス

 平成30年3月13日(火)、山梨県庁において、「山梨県災害派遣精神医療チーム(DPAT)の派遣に関する協定締結式」が挙行され、山梨県・本学・県精神科病院協会・県立北病院の4機関との間で協定が締結されました。

 DPATとは、精神科医・看護師・業務調整員などで構成され、災害等が発生した現場で精神医療・精神保健活動を行うチームのことです。

 平成29年4月に発生した熊本地震では、被災者に対する統一的・継続的な心のケアに課題があり、県は同年12月「山梨県災害時心のケアマニュアル」を策定しました。これを踏まえ締結された本協定では、災害発生時に県から要請を受けた本学など諸機関が迅速にDPATを派遣し、より柔軟かつ的確な精神医療活動が可能となります。

 締結式には、後藤 斎 県知事・島田眞路学長・久保田正春 県精神科病院協会長・藤井康男 県立北病院長が出席し、島田学長は「災害医療は生命を救うだけでなく、長期的な精神ケアが非常に重要。県や各機関と緊密に連携して取組を進めたい」と期待を寄せました。