平成29年度第6回山梨高大接続に関する研究会を開催

2017年12月6日 トピックス

 平成29年11月15日(水)、甲府キャンパスにおいて、平成29年度第6回山梨高大接続に関する研究会を開催し、県内高校・大学関係者や本学教職員が参加しました。

 今回は講演会として、西郡 大 佐賀大学アドミッションセンター長をお招きし、「質保証の入り口としての入試改革」と題し、ご講演いただきました。

 高大接続改革は、入試改革だけでなく、高校教育と大学教育の一体改革がその狙いとなっており、教育の質保証という観点から入試の制度設計のあり方について、各テーマに分けてご講演いただきました。

 まず「入試の質担保に向けた基礎的な分析手法」では、入試に用いるテスト問題の設計や、問題の妥当性を量的統計処理を用いて分析する手法等について具体的な事例を基に紹介し、得点分析と競争倍率との関係やセンター試験と個別試験との関係等も説明しました。

 次に「アドミッション・ポリシーの実質化に向けて」では、アドミッション・ポリシーと入試制度設計との関係や、ポリシーを実質化する入試の設計に必要な観点などについて、同大での事例を述べました。

 さらに「佐賀大学の高大接続モデル」では、これまで同大が取り組んだ高大接続のモデルを紹介し、主体性・多様性・協働性を入試選抜に用いるために、高大接続に関連する活動への参加状況等を「特色加点」として反映させるという、新たな方法を示しました。