文科省主催「サイエンス・インカレ」で、「ライフサイエンス特進コース」の森 優喜さんがサイエンス・インカレコンソーシアム奨励賞(DERUKUI賞)を受賞

2015年4月13日 トピックス

  平成27年2月28日(土)~3月1日(日)、神戸国際会議場において、文部科学省主催、独立行政法人科学技術振興機構(JST)後援による「第4回サイエンス・インカレ」が開催されました。これは、大学1~4年の理系学生による全国規模の自主研究の祭典です。平成26年度は口頭発表48題、ポスター発表124題が採択され、研究の成果が発表されました。

 本学からは、ライフサイエンス特進コース/リエゾンアカデミーから、医学部医学科3年の森 優喜さん(解剖学講座細胞生物学教室)の研究テーマ「超迅速/高感度血中成分メタボロミクス解析システムの構築」が口頭発表として採択され、サイエンス・インカレ・コンソーシアム奨励賞(DERUKUI賞)を受賞しました。

 研究概要は以下のとおりです。

研究テーマ : 「超迅速/高感度血中成分メタボロミクス解析システムの構築」

概    要 :  質量分析法の歴史は古いですが、広く臨床応用が試みられるようになったのは最近のことです。

 この方法は確実ではありますが試料の処理が煩雑であり、臨床現場で簡便な方法として使うには様々な弱点があります。これを解消するために、質量分析法に統計解析法を組み合わせた新たなシステムを独自に開発し、血液検体を対象に臨床での有用性を証明することに成功しました。本研究では特に、日本人の死因の上位を占める心疾患や脳血管疾患の背景にある動脈硬化症に着目し、早期診断や病態メカニズム解明の足がかりとなる新規バイオマーカーの探索を試みました。

 また、本解析において長期保存された血中検体成分の経時的変化を解析し、保存による経時的変化を補正して診断精度を向上させる方法を考案しました。

 以上の解析を通じて、新規バイオマーカーとなりうる分子を血漿中および動脈硬化巣から発見し、その質量スペクトルの時間変化をモニターできるようになりました。

 受賞した森さんは、「1月下旬、書類選考を通過しファイナリストとしての口頭発表が決定した時は本当に嬉しかったです。当日の発表では、自分の研究についてのびのびと発表することができ、他の参加者や企業の方々と研究に関する意見交換をするなかで、これまでの自身の研究活動について多方向からの視点で見直すことができ、今後の研究活動を行う上で大きなモチベーションとなりました。竹田先生※1や吉村先生※2をはじめとする研究室の皆様を含めた多くの方々のサポートをうけ、今回このような栄誉ある賞を頂くことが出来ました。本当にありがとうございました。」と話しています。

※1 竹田 扇教授(医学部解剖学講座細胞生物学教室)
※2 吉村健太郎助教(医学部解剖学講座細胞生物学教室)

 

サイエンス・インカレHP:http://www.science-i.jp/