世界規模の会議「ジェンダーサミット10」でサダナ・シュレスタ国際流域環境研究センター助教がポスター発表

2017年6月8日 トピックス

 平成29年5月25日(木)・26日(金)、一橋講堂(東京都千代田区)で、「ジェンダーサミット10」(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構、日本学術会議、Portia Ltd.)が開催されました。

 今回、日本で初めて開催されたこのサミットは、欧州委員会(EC)が中心となり2011年に発足し、男女の差を重要な要因と捉えて研究とイノベーションの質の向上を目指す目的で、世界各国の研究者、企業関係者、政策決定者、学生が一堂に会し、シンポジウム・サテライト会議・各種発表会等を開催しています。今回は「ジェンダーとダイバーシティ推進を通じた科学とイノベーションの向上」をテーマに、延べ世界23ヶ国から約600人が集結し、本学はスポンサーとして支援しました。

 このサミットにおいて、本学よりサダナ・シュレスタ国際流域環境研究センター助教が、ポスター展示「ジェンダー関連研究」部門で、「ネパール・ラリプール市に暮らす貧しい女性たちの生活用水確保における脆弱性」をテーマに、風間ふたば同センター長(男女共同参画推進室長)とともに発表を行いました。

 サダナ助教は「生活用水が安定的に確保できないネパールの市街地で、特に貧しい層の女性が水を得るために多くの時間を割いている状況を発表しました。参加者からは『改めて水とジェンダーの関係を認識できた』『ジェンダー研究を後押ししている山梨大学を評価したい』との言葉をいただき大変嬉しく思いました」と述べています。

 ジェンダーサミット10ホームページ