大学院修士課程2年の柿澤 優 さんが日本表面科学会第36回表面科学学術講演会で講演奨励賞を受賞

2017年5月26日 トピックス

 平成29年5月20日(土)、東京理科大学 神楽坂キャンパス(東京都新宿区)で開催された公益社団法人日本表面科学会通常総会において、大学院修士課程工学専攻グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム2年の柿澤 優 さんが、第36回表面科学学術講演会講演奨励賞(スチューデント部門)を受賞しました。

 この賞は、平成28年11月29日(火)~12月1日(木)に開催された同学術講演会において、優秀な講演論文を発表した会員に贈られるものです。

 受賞した口頭発表の題目は「発電中における固体高分子形燃料電池内ガス拡散層表面・内部の光学プローブを用いた酸素分圧測定」です。

 本研究は、固体高分子形燃料電池における振動現象によるカソードガス流量と電流密度依存性を詳細に解析し、山梨大学で開発された解析装置を用いてガス拡散層内の酸素分圧を計測することによって、振動機構を明らかにしたものです。今回の受賞では学術的な価値の高さ、産業への直接的な寄与の大きさが評価されました。

 柿澤さんは「このような素晴らしい賞をいただき、たいへん光栄に思います。この賞を励みに、今後さらなる成果をあげられるようにより一層研究に取り組んでいきます。ご指導いただきました犬飼潤治クリーンエネルギー研究センター教授や飯山明裕燃料電池ナノ材料研究センター長をはじめ、研究室の皆様に心から感謝申し上げます」と話しています。

 公益社団法人 日本表面科学会
 グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム