博士課程4年の黄 媚賢さんが第58回アメリカ血液学会においてAbstract Achievement Awardを受賞

2017年1月17日 トピックス

 平成28年12月2日(金)から6日(火)、米国カリフォルニア州サンディエゴで開催された第58回アメリカ血液学会「American Society of Hematology (ASH) Annual Meeting」において、大学院博士課程4年(先進医療科学専攻小児科学講座)の黄 媚賢さんが「Abstract Achievement Award」を受賞しました。

 ASHは世界中から2万人以上の参加者が集まる血液領域で最大の学会で、応募演題の採択率は約50%、口演発表は約10%という狭き門です。「Abstract Achievement Award」は、口演発表に選ばれた演題の中から特に抄録査読において高得点を取得した学術的に優れた発表に与えられる賞です。

 黄さんの口演発表のタイトルは「Molecular Mechanism for Synergistic Anti-Leukemic Activity of Tyrosine Kinase Inhibitors and Glucocorticoids Against Ph+ALL」で、フィラデルフィア染色体を有する急性リンパ性白血病において、チロシンキナーゼ阻害薬とステロイド剤が協調的に作用する分子細胞生物学的機序を世界で初めて明らかにしたものです。