Putri Rizka Lestariさんと高橋夏海さんが第32回日本セラミックス協会関東支部研究発表会において奨励賞を受賞

2016年10月19日 トピックス

 平成28年9月20日(火)~21日(水)、富士 緑の休暇村(山梨県鳴沢村)で開催された第32回日本セラミックス協会関東支部研究発表会において、Putri Rizka Lestariさんと高橋夏海さんが奨励賞を受賞しました。
 この研究発表会では、54件の口頭発表の中から最優秀賞1件、優秀賞4件、奨励賞6件が選出されました。

Putri Rizka Lestariさん

  • グリーンエネルギー変換工学専攻博士前期課程2年
  • 指導教員:武井貴弘教授
  • 受賞テーマ:「Hybridization of Silver Metal Nanoparticle into ZnAl Layered Double Hydroxide for Photocatalysis Phenol Degradation」

 亜鉛アルミニウム系の層状複水酸化物の層間に銀ナノ粒子を挿入して、フェノールの分解に関する光触媒活性を検討した研究です。
 Lestariさんは「このような賞を頂き、光栄に思います。今後は、さらなる成果をあげられるように研究に取り組んでいきます。また、ご指導頂きました武井教授をはじめ研究室の皆様に心から感謝申し上げます」と話しています。

高橋夏海さん

  • グリーンエネルギー変換工学専攻博士前期課程1年
  • 指導教員:田中功教授、長尾雅則助教
  • 受賞テーマ:「NaFを用いたフッ化処理によるBiS2系層状化合物の超伝導化」

 フッ素(F)を導入することで超伝導になることが知られているAOBiS2(A:La、Pr、Biなど)で表される層状化合物に対する新たなフッ素(F)導入法を見出し、その超伝導特性を調べた研究です。
 NaFという安価な物質で簡便にフッ素(F)導入できることを実証した点が高く評価されました。