博士課程修了のアンバ・ダット・パントさんが「平成27年度日本中間子科学会学生奨励賞」を受賞

2016年4月1日 トピックス

 平成28年3月21日(月)、東北学院大学(宮城県仙台市)で開催された「日本中間子科学会総会」にて、平成27年3月に大学院博士課程(グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム)を修了したアンバ・ダット・パントさん(現在:(共)高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 博士研究員)が、「平成27年度日本中間子科学会学生奨励賞」を受賞しました。

 この賞は、中間子科学に関する優秀な論文を発表した学生会員(当該年度又は前年度に学生会員の者)の功績を讃えるものです。

 受賞対象は、博士学位論文 “Life and Water Probed by Muons” 及び関連論文で、生体物質中の水・水素・酸素のふるまいとその機能との関係を明らかにするために、素粒子ミュオンの多様な特徴を生かした新たな測定原理を提案・検証したものです。

 パントさんは「受賞を大変嬉しく思います。指導教員の鳥養映子教授や共同研究者の皆さまをはじめ、学位研究実施の機会を頂いた母校に感謝しています。これを励みに、今後もグリーン社会の実現を目指し、生命と物質に対する水と水素の役割の理解を深めるために、一層研究に邁進してまいります」と述べています。